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タッチタイピングの原理について詳しく説明します。
タッチタイピングとは、キーボードを見ずにディスプレイ画面を見ながら文字を入力することです。
さて手元を見ずに打つにはどうすればいいでしょうか?
キーボードを見ずに打つには、
「常に基準位置に指を置き、同じキーを打つには、決まった方向に指を動かす。」
そうすれば、押したいキーと指の動作が1パターンになるので
キーボードを見ずに打てるようになります。
基本位置は、ホームポジションと呼ばれ、キーボードの中央の位置になります。
どのキーへも、ホームポジションから少ない距離で入力できる位置です。
具体的には、左手ASDF 右手JKL;の位置です。(黄色に色分けされたキー)
キーボードの中段の位置なので上にも下にも基準位置から少ない距離で打てるわけです。
(キーボードには FキーとJキーに小さな突起が出ていて途中見なくても位置を
この基準位置に指を置いてそれぞれの指の担当を決めれば全てのキー(ローマ字入力で必要な)は、
キーボードを見ずに入力できるようになります。
では「あいうえお」からやってみましょう。
ホームポジションから「あいうえお」は比較的簡単ですね。
※薬指は難しいかもしれません。
次は「かきくけこ」を続けて押してみましょう。
か (KA) K: | ホームポジション(基準位置)の中指を真下に押すことで入力できます。 | ||||||||||||
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A: | ホームポジション左小指を真下に押すことで入力できます。 | ||||||||||||
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き (KI) K: | 同じく中指を真下に押します。 | ||||||||||||
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I: | 中指を一段上に押してIを入力します。 | ||||||||||||
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次の「く」が問題になります | |||||||||||||
く (KU) K: |
Kは通常はホームポジションの位置ですから、右手の中指を真下に押せばいいのですが 押せますか? 実は何も考えずに押していくと、直前に押したき(KI)のIの位置に 中指が移動しているはずです。 |
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したがって、この場合 Iの位置になる中指を下に一段 移動させて押さないといけません。 | |||||||||||||
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ここで問題なのは、同じKキーを打つのに、打ち方が2パターンできることです。 これでは、Kを打とうと思っても、前に打ったキーによって打ち方を切り替えないといけなくなって、難しくなります。 |
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タッチタイピングでは、同じキーは同じ指の動き1パターンを覚える事です。 2パターンにならないようにするためにはどうすればいいでしょうか。 |
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それは き(KI)のIを押した後、中指のホームポジションの位置 Kに戻せばいいのです | |||||||||||||
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そうすれば、く(KU)のKを押す時も、右手中指を真下に押せばいいのです。 Kを押す時は、毎回パターン1で固定します。 |
毎回ホームポジションに戻すと毎回 同じキーは同じ指の動きで押す事ができます。
これが重要です。
打ちたいキーと指の動きを対に、1パターンで覚えるのです。
さてこのパターンはいくつ必要でしょうか。
ローマ字入力に必要なアルファベットは決まっています。
例えばQ、C、Xは使いません。
人差し指は動きやすい指なので
左手で5つ分担します。
人差し指は動きやすい指なので
右手で5つ分担します。
中指、薬指、小指が担当するキーは、
左手右手ともに1つずつです。
「R,T,G,B,V」
「U,Y,H,N,M」
「Z,W,E U,I,O」
ホームポジションで7パターン、それ以外で16パターン。
23パターンを指で覚えればタッチタイピングは完成です。
それとローマ字入力の場合、母音の頻度が高いので「あいうえお」ができれば
約半分ができたことになります。
例えば空手の型を覚える時も、最初はゆっくりていねいに指導します。
正しい型を時間をかけて身体に覚え込ますためです。
それと同様に、手の型を、ゆっくりでいいですから何度も確認しながら覚え込みます。
この時、慌てず何度も正確な手の型を繰り返すのがコツです
最初からスピードを重視すると、型が固まっていないのに進んでしまい、結果的に習得に時間かかります。
「ゆっくり確実に出来なければ、早くしてもできません。
ゆっくりゆっくり 型を指に覚え込ますことで身につきます。」
市販のソフトやフリーソフトでは、速く入力することを煽るものが多いため、
速く入力することに意識が集中してしまい、指の動かし方への意識が疎かになります。
その結果、タイピングの技術が定着しにくくなります。
弊社のタイピングソフトは、この手の型をキーボード上に透かして表示しています。
これを手本にすると16の型は覚えやすくなっています。